shoooori
[#010]カメラワークによる印象変化
「同じ立ち絵・背景素材を使用しても、変化を感じるような画面演出を作れないか?」
そう考え、映画やアニメのカメラワークを参考にしました。以下はその一例です。
CU(クローズアップ)
キャラクターの表情を見せたいときに使用します。

BS(バストショット)
通常の会話シーンで使用します。会話の内容をより強調したいときに使用します。

WS(ウエストショット)
通常の会話シーンで使用します。BSに比べ、背景も広く画面に入るため状況説明がしやすいです。

KS(ニーショット)
遠目からキャラクターを眺めるようなシーンや、複数人登場させる際の位置関係に変化をつける際に使用します。

LS(ロングショット)
あえて遠い距離から映し、背景と合わせて徐々にキャラクターにズームインしていくような動きのあるシーンで使用します。

2S(ツーショット)
どのような位置関係で画面におさめるかによって、そのシーンでの人物の関係性が変化します。
並置型

対置型

3S(スリーショット)
2Sと同様に、画面におさめる位置の違いで関係性が変化します。

GS(グループショット)
4人以上おさめる場合。関係性というより、状況説明的に配置をする場合が多いです。

このように、同じ素材を使用しても、画面上の配置の仕方によって印象の変化をつけることができます。
次回は引き続き、画面上の位置関係や構図による意味の変化について、まとめてみたいと思います。